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いのちの尊さと人生を考えるために

イントロダクション

「写真に写る若い(父の)姿を見ると、戦争のために生まれて、国を守り、そして終わったのかと思う。」

NHKニュース 太平洋戦争遺族の「洋上慰霊」今年度で終了 最後の慰霊に出発, 2025.6.1

この言葉を話された方は83歳。写真でしか自分の父を知ることができません。「『お父さん、残してくれた命を精いっぱい楽しませてもらったよ』と伝えたいです」と洋上慰霊に参加なさいました。

素晴らしい人生を送る機会を奪われ、我が子の顔も見ることなく霊にされてしまった、あまたの軍人さん方兵隊さん方と、子として生まれたにも関わらず、父の顔を見ることも父に抱かれることもかなわず、心に苦しみを抱えながら年齢を重ねてきた方々。

このような哀しみを生み出さないために。

これ以上かわいそうな霊を生み出さないために。

世の中に「平和」という、うすぼんやりしたものはありません。ただただ「戦時か戦時でないか」の二択です。そして背中合わせなのです。簡単にひっくり返ることも、始まると簡単に終わらないことも、今起きている戦争が教えてくれています。

こと、日本において戦時でない時代が80年も続いているのはありがたいことではありますが、その経過として裕仁が戦争を決め、その尻拭いに300万とも400万ともいえる国民(くにたみ)、そればかりか裕仁が「敵」と決めたばかりに殺されることとなった相手の国の国民もいれると、一体どれだけを霊界送りにした代償でしょうか。

殺されたのは国内外の「庶民」であり、その時代を引き受けてくださった方々です。これらの方々に少しでも思いを寄せていただければ幸いです。

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更新情報・お知らせ

お知らせ いつもご訪問いただきましてありがとうございます。お時間の許すまでゆっくりご覧ください。
石鎚小学校の掲示関連の記事は「静まりかえった石鎚村」です。
10.25
「哀悼の誠を捧げる」なんて、どうしてこのような仰々しく、いかにも自分が偉いような、もったいぶった表現が流行っているのだろう。たかが人間、ただただ祈ることしかできないのに、それを「誠」と自分で持ち上げることに恥ずかしさはないのだろうか。
それが、自分たちよりももっともっと苦難に満ちた人生を送られ、その時代を引き受けてくださった方々に対してなのですから、ただただ傲慢にしか思えないのです。
昨日上京しました。靖國神社にて関行男海軍中佐、敷島隊の隊員様方、そしてあまねく自国と他国、ことこの国の皇統が「敵」として踏みにじった数多の戦争の犠牲となられた方々の御霊の 魂のご安寧をお祈りしてきます。
10.19~25
ご戦歿から81年81年前の10月19日、関行男海軍中佐が敷島隊と名付けられた特別攻撃隊の隊長に任じられます。21日から敵迎撃に出撃されましたが、出撃されれば敵艦影見当たらず帰投される、これが5日間連日におよびました。
通常ならば「生還できて良かった」と言える戦いが、「死んでこい」が命令であったということ。霊にならなければ解放されないということ。
関行男海軍中佐も敷島隊の隊員様方もどれほど肉体的にも特に精神的にもご疲弊され、苦しくいらっしゃったでしょうか。2025年はご散華されて81年目にあたります。
8.29
お誕生日関行男海軍中佐のご生誕日(1921年 8月29日)でした。
誕生日ケーキ
今年は熊本県菊池市でお祝いしました。, 2025.8.29
8.15
新聞毎日新聞で関行男海軍中佐と敷島隊の隊員さん方が取り上げられました:
「あの時にお別れした軍人さんは」 初の特攻「敷島隊」、先輩の最期, 毎日新聞, 2025.8.15
5.27
サイト開設
5.13
サイト開設準備(noteから移転)

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関行男記念館のご案内

太平洋戦争の末期、多くの優秀な若者達が「特別」と銘打たれた攻撃を命じられ、6,000名もの尊い生命が奪われました。生きながら「死んでこい」と命じられたことによって、どれほど彼らの尊厳が傷つき、また苦しまれたことでしょうか。彼ら特別攻撃隊の隊員様方は、生と死にまたがるご存在です。

関行男記念館は、その端緒として隊長を命じられた関行男(せき ゆきお)海軍中佐、特別攻撃隊の隊員さん方、そして苦難の末戦争で生命を奪われた数多の方々の「こころ」を知り、「いのちの尊さ」「いのちのありがたさ」、ひいては「生きるとは何か」「死ぬるとは何か」を考えていただくきっかけにしていただくために開設しました。

一人でも多くの方々が「戦争のないことの尊さ、ありがたさ」とともに、苦労をして困難な時代を引き受けてくださった世代の方々、軍人さん方兵隊さん方や、戦争の犠牲になられた方々、またこの国に敵とされて生命を奪われた、相手の国の軍人さん方兵隊さん方や民間人の方々に、思いをよせ魂がご安寧であるようにお祈りいただければ、と思わずにいられません。
そのきっかけにこのサイトがお役に立ったのであれば、開設者冥利に尽きます。どうぞごゆっくりご覧ください。

なお、ここに記したのは当方が方々慰霊を目的にとして旅をして、「どうしてこのように苦しい死が」とずっと考えに考えて最終的に思い至ったことを書き残しているものです。訪問された方々に当方の考え方を強いるつもりはありません(また同じように、当方に対しても強いられるものではありません)。その点は最初におことわり申し上げておきたいと存じます。

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